超党派、企業を超えた自動車メーカーNMKV

少しは景気が上向きになってきたといわれていますが、それまで長い間景気の低迷が続いてきました。

そういったときに一番打撃を受けるのが一般的に贅沢品と思われているものでその中に自動車というものも含まれると思います。

自動車メーカーはそれぞれコスト削減や高効率化などを行って景気の悪い時代を乗り越えてくるのですが、それでもどうにもならない場合には仲の良い自動車メーカーと手を結ぶということも行われます。

その1つの方法として業務提携やOEM供給などがあるのですが、日産と三菱の間では最近では珍しいパターンで手を結んだようです。それが合弁会社を設立するというものです。

日産と三菱の間で出来た合弁会社の名前はNMKV、軽自動車を不得手とする日産と軽自動車を作るのは得意だが販売面で不利に立つ三菱が半分ずつ資金を出し合って、優れた軽自動車を作ろうという思惑で作られました。

名前の由来も、「Nissan Mitsubishi Kei Vehicle」の頭文字をとって作られたという事で日産と三菱が力を合わせて良い軽自動車を作るという意図が伝わってきます。

NMKVは他の自動車メーカーのように生産販売までするというものではなく、開発・設計などを主に行いその設計に沿って三菱の軽自動車生産ラインで作られるという形になっています。

そして販売は日産と三菱で行い、それぞれがNMKVからのOEM供給を受けるという形になります。

現在では大人気となっている日産DAYZと三菱eKワゴンがすでに販売されており、2014年にハイトールワゴンの日産DAYZルークス、三菱eKスペースが発売する予定になっています。

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